移植

移植は、虫歯や歯周病などで失った歯の箇所に、自分の余っている歯(親知らずなど)を移植することをいいます。保険診療では、親知らずを上下左右の大臼歯に移植することしかできませんが、自由診療になると、前歯や小臼歯にも移植が可能になり、治療の幅が広がります。

虫歯になって、治療不可能な歯を確認し、抜歯します。移植する歯(親知らずなど)を抜歯し、そのまま抜いた箇所に移植します。器具でしっかり固定し、生着するまで待ちます。しっかり歯茎に根付くまで、数年間経過を観察します。

 精密検査、治療計画
カウンセリング後、まずは、虫歯や歯周病など、口腔内に異常がないかを入念にチェック、その後、治療計画を立てていきます。歯に問題があった場合は、その治療を優先させ、完治してから計画に移ります。
 治療
移植では、移植する歯の状態、移植される歯茎の状態が非常に重要になります。その状態をしっかり診察した後、まずは虫歯の歯を抜き、移植用の歯を抜歯します。その後、歯を移植してしっかりと固定してから、確実に生着するまで、時間をかけて経過観察します。
 定期検診・メンテナンス
治療が終了したあとの定期検診、メンテナンスは非常に重要です。移植した歯がしっかり定着しているか、炎症が起こっていないかなどをチェックするために、定期的な検診をお願いしています。